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【鯛そうめん】美味しい?郷土料理の地域差と、その違いを紹介!

グルメ

愛媛の郷土料理として有名な鯛そうめん

実際は様々な県で親しまれている伝統ある料理です。

その地域差と、魅力について紹介していきます。

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鯛そうめんとは

出典:農林水産省Webサイト

鯛そうめんとは、名前の通り「鯛が上にのっているそうめん」です。

愛媛県の郷土料理というイメージがありますが、瀬戸内海沿岸部や海沿いの広い地域の郷土料理として親しまれてきました。

地域差があるようで、そうめんではなくうどんだったり、5色素麺を使っていたりと様々です。

作り方も地域差があり、そうめんを鯛の煮汁で茹でたり鯛の煮汁をかけたり、つけたりと様々です。

 

縁起のいい食べ物

そうめんは、「ほそく、ながく、幸せが続くように」という意味が込められています。

は、文字通り「めでたい」と縁起がいいものとして使われています。

そうめんを白波に見立てて、めでたい鯛が泳いでいるのを表している豪華な料理です。

どの地域も共通してお祝いの席などで食べる伝統があります。

 

各県の鯛そうめんまとめ

地域による違いをまとめていきます。

基本的には鯛とそうめんを食べる料理であるということに変わりはありません。

しかし、地域によって違いがあり、様々な魅力がありました。

今回は農林水産省のWebサイトが郷土料理として掲載している県や、特徴のある県の鯛そうめんをまとめています。

京都など載せきれなかった県は、実際に食べて体験してから改めてまとめようと思っています。

 

愛媛県全域

出典:農林水産省Webサイト

愛媛県の鯛そうめんは、鯛丸々1匹を姿煮にしたものをそうめんの上にのったもの(以下、基本の鯛そうめん)です。

鯛の煮汁をそうめんのつけ汁、もしくはかけ汁として食べます。

愛媛県でも地域差があり、5色そうめんを使っている地域、錦糸卵・千切りシイタケをトッピングする地域があります。

食べるタイミングは、結婚式や棟上げ・還暦など様々なお祝いの席です。

 

香川県全域

出典:農林水産省Webサイト

香川県の鯛そうめんは、見た目は基本の鯛そうめんです。

違いは塩でしめた鯛を使っています

鯛を、お醤油・砂糖・酒をつかって甘辛く煮込み、そうめんと一緒に盛り付けます。

食べるタイミングは、結婚式や棟上げ・漁船の推進式などお祝いの席です。

とくに結婚式での食べ方は香川県独自のものがありました。

結婚式の締めとして、伝統的な讃岐伊勢音頭に合わせて、新郎新婦が鯛そうめんを提供するという文化があったようです。

筆者は一度だけ、香川県の結婚式に出席させていただいたことがあります。

しかし、締めの鯛そうめんはありませんでした。

今は少し減ってきているのかもしれませんね。

 

滋賀県蒲生郡日野町

日野町の鯛そうめんは、別名「むしり」と呼ばれています。

鯛の身をむしって食べるということからきています。

また、毎年53日の日野祭で食べるご馳走とされています。

鯛を甘辛く煮込み、その煮汁で素麺を炊いて、丸々1匹の鯛をそうめんの上にのっける基本の鯛そうめんです。

食べるタイミングは、日野祭や結婚式などのお祝いの席です。

 

岡山県

岡山県の鯛そうめんは、市によって特徴があります

浅口市の鯛めんは、基本の鯛そうめんです。

浅口市はそうめんの産地でもあります。

岡山市の鯛そうめんは、鯛の頭部を煮込んだ兜煮の煮汁を使います

兜煮の煮汁をそうめんにかけて、鯛を盛り付けます。

食べるタイミングは、結婚式などのお祝いの席です。

 

広島県

出典:農林水産省Webサイト

広島県瀬戸内海沿岸部の鯛そうめんは、祝いの席で提供されたら鯛めん」、自宅で食べる場合は鯛そうめん」と呼び分けています。

旧暦617日に宮島の厳島神社で行われる、管弦祭なのでも食べられていました。

基本の鯛そうめんに、錦糸卵やシイタケ・木の芽・きゅうりなどをトッピングして、鯛の煮汁をかけて食べます。

自宅で作る場合は鯛ではなく、メバル・クロダイなどで代用することもあります。

食べるタイミングは、結婚式や棟上げ・米寿のお祝いなどのお祝いの席です。

最近は宴の席でも食べたりするそうです。

 

大分県姫島村

出典:農林水産省Webサイト

姫島村は、鯛めんと呼ばれています。

鯛めんは、そうめんを使っていません。

なんと丸々1匹の鯛を、うどんの上にのっけるそうです。

塩焼きにした鯛をダシ汁で煮込んで、鯛のうまみがたっぷり出たダシ汁を染み込ませるようにうどんをゆがきます。

食べるタイミングは、結婚式、子どもの初節句、漁師が漁船を新調したときなど様々なお祝いの席です。

結婚式では、鯛めんと「対面」がかけてあり、両家が親族として向き合っていくという意味も込められています。

 

熊本県天草

出典:農林水産省Webサイト

天草の鯛そうめんは、「アラ炊き」という、魚のアラ(頭・中骨などの食べられない部分)をお醤油や砂糖を使って甘辛く煮た、うまみたっぷりの煮汁をそうめんにかけて食べます。

そうめんは、鯛の煮汁でつくったダシ汁で炊きます

食べるタイミングは、結婚式などのお祝いの席です。

天草は、天気がいい日は長崎が見えるくらい近いので、島原そうめんなどの食文化も影響を受けたといわれています。

 

まとめ

筆者はまだ鯛そうめんを食べたことがありませんが、甘辛い味付けが好物なので好きだと思います。

飲食店で人気メニューとなっているお店もあるようなので、旅行に行った際はぜひ食べてみたいです。

そうめん単体だと栄養バランスが偏るといわれているので、魚も一緒に食べると身体のためにも良さそうですね。

えーびーしー

1児の母。地元大好きで、地元の食に関係する会社で働きながら、子育てを頑張っています。
流行り物好き、食べること好き、楽しいこと好き、こども大好き。
子育て終了後さみしくなる私に、このブログが拠り所となるように今からブログも育てていこうと奮闘中です。
記事がみなさんのお役に立てば幸いです。

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