バラエティなどでも活躍している歌舞伎俳優の中村獅童さんの息子、陽喜くんと夏幹くん。
2人は襲名後初の舞台を迎えます。
襲名した名前と、舞台の演目についてまとめます。
陽喜くん、夏幹くん 襲名と初舞台
出典:二代目中村獅童
中村獅童さん(51)の息子である、小川陽喜(はるき)くん(6)と小川夏幹(なつき)くん(3)が、6月の歌舞伎座「六月大歌舞伎」で襲名、そして襲名後初舞台を行っています。
長男・小川陽喜くんは、初代 中村陽喜を襲名。
次男・小川夏幹くんは、初代 中村夏幹を襲名しました。
2人の様子を朝のモーニングショーやバラエティ番組、獅童さんのInstagramで見ていると、本当に無邪気な男の子という感じです。
特にお父さんである獅童さんが撮影しているであろうInstagramに投稿された日常の写真を見ると、ニコニコと兄弟仲良く写っていて元気をもらえます。
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そんな2人も舞台の上では立派な歌舞伎役者です。
歴史と伝統のある歌舞伎の世界で努力していることをと想像すると、大人の私でも尊敬してしまいます。
なぜ獅童を継がなかったのか
歌舞伎や襲名というワードを聞くと、お父さんや先代の名前を継ぐイメージがありますよね。
では、2人はなぜそれぞれ中村の苗字に、自分の名前をつけて初代として襲名したのでしょうか。
名前には色々と候補があり、陽喜くんとはかなり相談されたようです。
では、どのようにして決まったのかを、インタビューなどで語っていました。
陽喜は、“中村寅年がいい”って言うので「寅年以外の時に寅年だとおかしいけど、それでもいいのか」って聞いても、しばらく“それでいい”って言ってたので、本当に寅年にしようかなと思ったんですけど。
“でもはるくん、それ大人になってから後悔するよ。寅年じゃない時も寅年ってずっと呼ばれるんだよ”って言ったら、考え方が改まったみたいで。
結局本名の『陽喜』がいいということで。
引用:日テレNEWS NNN
最初は中村寅年になる予定だったようです。
歌舞伎の世界は古風なお名前にするものだとばかり思っていたので、意外と自由に名前をつけられることに驚きました。
そして、なぜお父さんである獅童さんから、「中村獅童」の名を継がなかったのかもインタビューで語られていました。
「僕は時蔵兄さんと違い、生きているうちは獅童の名を譲りたくないので、いろいろと考えた末、最終的に本名でやらせていただくことが一番良いのではということになりました」
獅童さんの歌舞伎へ対する愛や情熱を感じました。
たしかに、息子が2人いるとどちらが獅童の名を継ぐかなど、いろいろ考えてしまいそうですよね。
いつまでも親子3人で舞台を踏んでいただきたいですね。
初舞台「魚屋宗五郎」とは
今回、陽喜くん・夏幹くんの襲名後初めての舞台は「魚屋宗五郎」というものです。
陽喜くん、夏幹くんの父である獅童さんが、魚屋宗五郎の役を初めて挑まれています。
2人は、酒屋の丁稚役として舞台に挑みます。
「魚屋宗五郎」の物語のあらすじ
魚屋宗五郎とはどんな話だろうと気になる方もいらっしゃいますよね。
筆者も気になって調べてみました。
祭囃子の響く芝の下町。
魚屋宗五郎は妹が無実の罪で手討ちになったと知り、断(た)っていた酒を呑んで酒乱の姿に。
そして駆け込んで行く先は、妹を殺した殿様の屋敷。
「皿屋敷」の趣向を盛り込んだお家騒動を背景に、描かれるのは町っ子の心意気。
引用:歌舞伎演目案内
サイトには詳しい物語も載っていますので、上記URLからご覧になってください。
内容だけ読むと、
妹を無実の罪で失ってしまった兄が、お酒の力を借りてひと暴れする
というようなものに見えますが、結構悲しいお話です。
けど、最後は妹の無念を晴らすことができて、少し報われた気持ちになれる物語でした。
実際に生でみて、終演後どのような気持ちになるかか感じてみたいです。
プロフィール
陽喜くんと夏幹くんのわかっているプロフィールについてまとめていきます。
まだ2人とも若く、メディアにも頻繁に出ているわけではないので、公表されていることが少ないですが、分かり次第更新していきます。
長男 陽喜くん
本名は小川陽喜(おがわはるき)くんです。
生年月日は2017年12月18日のやぎ座の男の子です。
初めてお目見えしたときから、お父さんである中村獅童さんにそっくりだとたびたび話題になっています。
次男 夏幹くん
本名は小川夏幹(おがわなつき)くんです。
生年月日は2020年6月27日のかに座の男の子です。
3歳上の陽喜くんと同じで、お父さんである獅童さんにそっくりです。
2人と名前に「はる」「なつ」と季語が入っていますね。
夏幹くんは6月生まれなので旧暦では夏です。
陽喜くんは12月末の生まれなので、旧暦でも冬になります。ほぼ1月だから春かな?など考えしまいました。
もしかしたら誕生月とは関係ないのかもしれませんが、2人ともに季語が入っている理由(由来)が気になります。
まとめ・感想
中村獅童さんのInstagramの投稿やバラエティで見かける天真爛漫な陽喜くんと夏幹くん。
大人から見るとまだまだ小さなこどもだと思ってしまいますが、無邪気さの裏では日々歌舞伎の練習を重ねて努力しています。
その結果、2人は初代中村陽喜・初代中村夏幹として襲名されました。
筆者は歌舞伎の経験はありませんが、茶道や詩吟をたしなんでいます。ですが、まだ名前を頂けたものはありません。
それだけ名前をいただくというのは光栄で、努力の必要なものだと思っています。
そのため、まだ若い2人がどれだけ頑張ったかを想像すると頭が上がりません。
一気にファンになってしまいました。
陽喜くん、夏幹くん、獅童さんの今後の活躍を心から応援していきます。
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